【宅建士】
居抜き物件の話


皆様こんにちは。奇数月担当の田島です。

宅建試験申込の締め切りも迫ってきました。申込は無事に終わりましたでしょうか?
試験を受けない事には何も始まりませんから、まだの方はすぐに申込をしましょう!

さて今回は、「居抜き物件」について書いていきたいと思います。
「居抜き物件」という言葉を聞いた事がある人は多いかと思います。
飲食店舗等で厨房機器設備や食器、テーブル・椅子等をそのまま置いて退去して、次の借主がすぐにお店をオープンできるような状態の物件のことです。

本来、退去する際は原状回復をして、借りた時と同じ状態にして退去する旨を契約書には記載していますが、飲食店の場合、何も無い状態から厨房機器を設置し内装工事等を行ってからオープンすると、かなりの費用と時間がかかります。
ですから、少しでも投資した金額を回収するには厨房設備機器等を売却して退去するケースも出てきます。
当然、貸主の承諾なしにはできませんが、新しく借りる方も一から店舗を作るよりはコストも抑えることができ、すぐにオープンができるので「居抜き物件」を探して借りるケースが増えてきていると思います。

室内の設備等を売買することを「造作譲渡」と表現することもあります。このような物件を契約する際にはいくつか注意点もあります。
例えば、室内の厨房機器がリースの場合があるからです。業務用冷蔵庫、調理台カウンター、エアコン、レジ、ビールサーバー等がリース契約の場合があります。
リースということは月々の返済が完済するまでは他人の物ということになりますので、リース代金の残債務が100万円であれば、100万円返済するか、リース契約を引継ぎできるか等の確認が必要になってきます。
また、月々のリースの支払いが滞っている場合には、遅延損害金も加算されてくる場合もあります。

また、造作物も中古品になりますので故障しているケースもあります。
こちらも契約の際に「造作物の故障不具合に関しては一切責任を負いません」といった文言を特約に記載して契約を行います。
民法の例えで出てくるような内容が現実の契約として色々と出てきますので、試験が終わっても、実務では学習した知識を活かして仕事をすることになります。

暑い夏、エアコンの効いた部屋で勉強して体調を崩さないように気をつけて下さい。
10月の試験までは残すところ3ヶ月程です。
まずは、過去問題を解いて力をつけていきましょう!