【通関士】
貿易実務検定試験について(1)



こんにちは!TAC通関士講座講師の星野敦です。

通関士のセミナーで貿易実務検定に関するご質問を
いただくことが結構あります。
そこで今回は貿易実務検定試験について紹介しましょう。

貿易実務検定は、貿易実務検定協会が行う民間の検定試験です。
民間資格ではありますが、実施されて年数がたっており、
貿易業界では知名度の高い試験です。

A級、B級、C級の3つのランクに分かれ、
C級が一番ベーシックな級になります。
今回は1回目として、以下、C級について紹介します。

貿易実務検定協会のHPによりますと、
C級は、貿易の定型業務をこなすための必要知識があるレベル、
となっています。

C級だと就転職の際、アピールできないのでは?と
思われるかもしれませんが、履歴書に何も書いていない方よりは、
「C級取得」と書いた方のほうが、貿易の知識を持っているよ、
というアピールになるでしょう。
もちろん、B級のほうがアピール力が高いので、
まずはC級を取得し、次にB級を目指すのがよいでしょう。

C級の試験は、3月、5月、7月、10月、12月と、
年5回実施されます。
出題内容については、「貿易実務」と「貿易実務英語」の
2科目が出題され、配点は貿易実務150点、貿易実務英語は50点で、
合計200点。
合格ラインは原則160点以上の得点で、2科目のうち、
どちらで何点とるかは関係なく、とにかく合計で160点以上
得点すれば合格です。
ちなみに、問題が難しく、160点以上の得点者が少ない時は、
合格ラインが多少下がることもあります。

200点中160点の得点というと、8割の得点が必要ですから、
難しいのでは?と思われるかもしれませんが、
基本をしっかりおさえておけば得点できます。

貿易のお仕事をされている方にとっては、業務で
使っている用語が登場するので、馴染みやすいと思います。

ただ、貿易実務の勉強は、範囲が広いです。
市場調査を行い、取引相手を見つけ、交渉し、取引条件を決め、
運送機関や保険の手配をし、代金決済をし、貨物を受け取って
破損があったらクレームを行う。
以上の内容はすべてC級で出題されます。

独学で取得を目指す方もいますが、範囲が広いことと、
専門用語が多いことで、とくに、貿易実務のお仕事が
未経験の方にとっては戸惑うことも多いようです。

効率よく、一回で合格したい方は、たとえばTACのような受験機関で
勉強を開始してみてはいかがでしょうか。

(以上)