【通関士】
関税法重要論点の確認①



こんにちは。TAC通関士講座 講師の井下 奈緒美です。
受験生のみなさんは各校の模試や答練の受験で、
追い込みの時期ですね。

結果に一喜一憂するより、本試験までに知識を固めて、
自分の弱いところや、思い違いをしている論点を整理して
いきましょう。

今回からは具体的に、受験生にとって、大切な論点を確認しておきたい
思います。

関税法では「輸出入してはならない貨物」のテーマで2問出題される事は
ご存知ですね。
問われる内容は、認定手続や差止申立てが多いですね。
特に、不正競争防止法上の貨物で、「営業秘密侵害物品」が、
平成28年度改正で追加されたので、当該貨物についての出題が
続くと思います。

営業秘密侵害物品については、
①不正使用行為により生じた物であること、
②貨物を輸輸出入するおそれのある者が当該貨物を譲り受けた時に、
当該貨物が不正使用行為により生じた物であることを知らず、かつ、知らないことにつき
重大な過失がない者でないこと
についての「認定」を経済産業大臣に求め、その認定の内容が記載されている書面を
差止申立先税関長に提出します。

そして、従来からある、不正競争防止法上の他の物品、(周知表示混同惹起品、
著名表示冒用品、形態模倣品、アクセスコントロール回避機器等)については、
差止申立てにおいて、経済産業大臣の「意見」を求め、当該意見書を
申立先税関長に提出します。
(関税法第69条の4第1項、第69条の13第1項)

いつ(どの場面において)、誰に何をするのかという流れをしっかり整理して下さいね。

では、また来週。