【通関士】
通関業者には夜勤があるってほんとうですか?



こんにちは。
TAC通関士講座の星野敦です。

今回は、通関業者の勤務体制について書きたいと思います。
セミナーで、
「通関業者は残業は多いのか?」
とか
「通関業者は土日はしっかり休めるのか?」
といったご質問をいただくことがあります。

通関業者の中には、通関部門、営業部門、営業と通関をつなぐ部門、
総務部門、など、さまざまな部門があり、それぞれ残業の多さや職場環境は違います。

今回は、私が所属していた通関部門について書きますね。

私がいた会社の通関部門は、営業部門から送られてきた通関依頼書をもとに
輸入申告書を作成、審査し、税関に提出、税関側から質問がきたら回答し、
輸入許可に結び付ける、という仕事をしていました。

残業は・・・全くないとは言えません。
私の場合は、月曜、火曜あたりは業務量が多く、残業もしていました。
航空機は平日、休日問わず空港に到着し、その都度、大量の輸入貨物が
航空機から保税地域に運び込まれます。
それらの貨物について、月曜、火曜に輸入者からいっせいに
通関依頼が来て、それを早く処理しなければならないので、
週の初めが忙しいのです。

逆に、週の後半は残業なしで帰っていました。

最近は、働き方改革によってどの会社も残業を減らす傾向にあるようです。

それから、現在、東京税関では土・日・祝日問わず
申告ができるように窓口が開いており、これらの日も
通関業者は申告に備えてシフトを敷いて出勤しています。
(ほかの税関は夜間・土・日・祝日は税関は原則開いていませんが、
届け出れば申告できるので、通関業者側も交代制で出勤している
ところもあるようです)。

私がいた会社では、月に土曜1日、日曜に1日、交代で出勤することになっていて、
その代わりに平日に休むことができました。
平日に休めると、銀行とかお役所への手続きもできるので、
なかなか便利ですよ。

さて、タイトルに「夜勤」という言葉を入れましたが、
会社によってはあります!

航空機の到着が遅れたり、保税地域への搬入が遅れると、
平日の夜中に輸入申告するケースもあるので、
通関業者の中には、シフト制で
夜勤担当を置いているところもあります。

夜勤の人は夕方出勤してきて、夜間通関に対応し、
朝帰宅するそうです。
夜勤というと、大変なように思えますが、
夜間の通関は昼間ほど多くはないので、実は楽なんだそうです。
聞いた話では、自分から希望して8年近く、夜勤を継続した人もいます。

ただ、夜に働くのは、
やはり人間の生活リズムと会わないので、
その方は体調を崩されてしまったそうですが・・・

これはすべての通関業者にあてはまるわけではなく、あくまでも
一つの例としてお読みいただけたら幸いです。