【通関士】
令和2年度本試験について



こんにちは!TAC通関士講座講師の星野敦です。

今回は、10/4(日)に行われた通関士本試験について
振り返りたいと思います。

詳細は、10/11(日)に配信された本試験解答解説会で
解説させていただきましたが、
当日LIVE配信を見られなかった方は、You Tubeチャンネルや
TAC動画チャンネルで
見られますので、チェックしてみてください。

<通関業法>
一部、基本通達から細かい知識が出題されていましたが、
基本知識があれば余裕をもって基準点を上回ることが
できた内容でした。
第11問で在宅勤務についての問題が出題されていましたね。
今年、コロナの影響で多くの通関業者が在宅勤務の申出をしたからでしょうか?

<関税法等>
語群選択問題は、高得点が狙える内容だったと思いますが、
複数選択問題では第8問、第9問が判断に迷う問題で、
択一問題では、第27問、第28問が難問であったと思います。

<通関実務>
申告書は、輸出については関税率表解説をきちんと読む必要があり、
分類を一つ間違えると総崩れになるおそれがある厳しい問題でした。
輸入は、分類で迷う品目がありましたが、課税価格の方は按分計算がなく、
品目ごとに加算を判断するので、比較的易しかったと思います。

申告書以外については、計算問題のうち、第9問の消費税、地方消費税の問題や、
第12問が解きにくかったですが、それ以外の計算問題は正解できる問題でした。

また、貨物分類の問題(第4問、第15問、第16問)について、
昨年までは与えられた資料をもとに現場で考える問題だったのに対し、
今年は3問とも知識問題でした。
つまり該当部分の知識がないと対応できないわけで、
日頃から、貨物分類の知識を増やし、確実なものにしておく
必要があるでしょう。

まとめると、今年の本試験の難易度は、

通関業法・・・例年通り
関税法等・・・例年よりやや難
通関実務・・・例年より難

となるでしょう。

本試験全体でいえることですが、この試験、正解するのが難しい問題が
必ず出題されますが、それは誰にとっても難しく、
それを落としたから不合格になるということはありません。
やはり、とるべき問題を確実にとることが合格のカギだといえます。