【通関士】
日英貿易協定が元旦に発効



こんにちは!TAC通関士講座講師の星野敦です。

今年の冬は日本海側では豪雪となった地域が多く、
それ以外の地域でも寒い日が続いています。
そして、コロナウィルスも油断できません。
体調管理に気をつけて過ごしたいですね。

さて、今年の元旦に日英貿易協定が発効しました。

英国は昨年1月31日をもってEUから離脱しました。
そのため、本来なら昨年2月から、英国からの輸入品には
EU協定税率は適用できなくなるはずですが、
昨年の12月31日まで移行期間が設けられ、その間は
英国からの輸入品にはEU協定税率が適用できました。

しかし、今年の元旦からはそれも適用できなくなるため、
昨年10月に両国が合意し、今年の元旦から発効することになったのです。

日本が英国から輸入する品目のうち94%のものの関税が撤廃され、
英国が日本から輸入する品目のうち99%のものの関税が撤廃されます。

日本から英国に輸出する自動車の関税が2026年には撤廃されるとのことで、
さらに自動車の輸出は増えそうです。

それと、昨年10月に英国政府が日英EPAについて英国内でこんなコメントを
発表しました。
「日本から輸入する神戸牛は60%、ポッキーは31%、関税が下がる。
あなたが日本の食品のファンならこれは良いニュースだ。」
とのこと。
江崎グリコのポッキーは外国でも人気のある商品ですが、
外国の政府が個別の商品名を出してコメントをしたのは
面白いですね。

さて、通関士試験では、その年の7月1日時点で
施行されている法律等が出題されますが、
新たに施行されたものは出題されやすい傾向があります。
今年の本試験で、この日英貿易協定が出題される可能性は
高いと思います。
もっとも、上にあげた対象品目等が出題されることはなく、
ほかの経済連携協定と同じく、原産地の証明の手続が
出題されることになるでしょう。

こうした最新の情報は、自分で収集するのは大変なことですので、
TACの法律改正点講義で受験に必要な情報を効率よく入手してくださいね。