【通関士】
船や航空機の運賃高騰と通関士



こんにちは!TAC通関士講座講師の星野敦です。

首都圏、関西圏など、コロナ感染者が多い地域に
出されていた緊急事態宣言ですが、
2月2日に、10都道府県でさらに一ヶ月の延長が発表されました。
対象地域に住んでいる方は、まだ我慢の時期が続きますが、
体調管理に気をつけて、乗り切りましょう。

さて、TVや新聞でも報道されていますが、
船や航空機の運賃が高騰しているようです。

原因は、やはりコロナウィルスです。

航空機については、昨年の春からの旅客の利用の減少に伴い、
航空機の便数が大幅に減少しました。
そのため、航空会社は航空貨物運賃を値上げしました。

便数が減少したため、輸出通関を行う通関士は、
もし輸出許可を受けるのが遅れて希望の便に乗せられないと、
次に乗せられる便は数日後、という状況だそうで、
そうならないためにも、間違いのない通関手続を
しなければなりません。

船については、世界的にコンテナ不足がおきているようです。
中国はもとの経済状況に戻り、日本、米国、欧州に
どんどん輸出を行っています。
航空機が減便しているので、仕方なく、船で運ぶのですが、
日本はともかく米国と欧州は今もコロナの影響が深刻です。

米国と欧州では、ロックダウンにより、
港湾で荷卸しをする人たちが港で働けず、
コンテナーが陸揚げできずに、船が港の沖合で順番待ちをしている状況
です(先日TVでこの映像が流れていました)。

そうすると、大量のコンテナーが中国に戻らず、
中国からの輸出品を船積みできない中で、
船会社が運賃を上げているようなのです。

通関士もこうした世界的な流れの影響を受けています。
輸出通関を行う通関士は、乗せるべき航空機や船に間に合うよう
通関を確実に行うため、今まで以上に気をつけなければ
いけませんし、
輸入通関を行う通関士は、航空機に乗せられずやむなく船で運ぶことになった
急ぎのお客さんのため、迅速で確実な通関が求められます。

この状況がいつまで続くのか不透明ですが、
早く元の状況に戻ってほしいですね。