【通関士】
令和3年度本試験について



こんにちは!TAC通関士講座講師の星野敦です。

今回は、10/3(日)に行われた通関士本試験について
振り返りたいと思います。

詳細は、10/10(日)に配信された本試験解説会で
解説させていただきましたが、
今回のブログでは各科目ごとに内容を振り返ってみたいと思います。


<通関業法>
これまでの試験で最も基本通達からの出題が多かったと思います。
特に、語群選択式の第2問、第5問で基本通達から出題され、
驚いた方も多かったのではないでしょうか。

難易度は昨年より上がりました。
ただ、択一式でとれるところをとれば大丈夫でした。

なお、第7問の肢2で在宅勤務についての改正点が出題されていました。


<関税法等>
語群選択問題は、高得点が狙える内容だったと思いますが、
複数選択問題では昨年よりかなり難易度が上がりました。
択一問題は、細かいことを訊いてきている印象ですが、
正解の肢は割と判断しやすく、点数をとることはできたのではないでしょうか。

改正点については、第8問では肢1で災害等による期限の延長、
肢5で納付受託者、
さらに第28問の肢4でNACCS法でできる手続、について
出題がされていました。


<通関実務>
申告書は、輸出、輸入とも関税率表解説をきちんと読む必要がありましたが、
落ち着いて解けば得点できる問題でした。

輸入申告書の課税価格は近年の傾向通り、按分計算がなく、
品目ごとに加算を判断するので、比較的易しかったと思います。

申告書以外については、計算問題のうち、
第9問の消費税、地方消費税の問題は時間がかかりますが、
正解することは可能な問題でした。

また、貨物分類の問題(第4問、第15問、第16問)については、
昨年同様、3問とも知識問題でした。
このタイプの問題は、該当部分の知識がないと対応できないわけで、
日頃から、貨物分類の知識を増やし、確実なものにしておく
必要があるでしょう。

その他、経済連携協定の資料読み取り問題(第7問、第17問)は、
落ち着いて解けば正解できる問題でした。

まとめると、今年の本試験の難易度は、

通関業法・・・例年より難
関税法等・・・例年より難
通関実務・・・申告書は易、申告書以外は例年より難

となるでしょう。

本試験全体でいえることですが、この試験、正解するのが難しい問題が
必ず出題されますが、それは誰にとっても難しく、
それを落としたから不合格になるということはありません。
やはり、とるべき問題を確実にとることが合格のカギだといえます。