【通関士】
輸入品の高騰が続いていますね
こんにちは!TAC通関士講座講師の星野敦です。
年末年始、マクドナルドのポテトの販売がSサイズのみになった、
いわゆる「ポテトショック」が話題になりました。
マクドナルドのポテトは北米産なのですが、
ポテト不足の原因は、一つはコンテナ不足。
コロナの影響で、米国等の港でコンテナの積み卸しを行う
担当者が不足し、米国に到着したコンテナが陸揚げできず、
船が順番待ちをしている状況で、なかなか日本向けの貨物を
積み込めないとのことです。
さらに、カナダで起こった水害で物流網が混乱したことも
ポテト不足の要因としてあげられています。
このニュースで、「輸入」という言葉が出てきて、
あらためて私たちの身の回りの人気食品が輸入品である、
と認識したかたも多かったのでは。
また、2月はいろいろな日用品の値上げが発表されました。
冷凍食品、菓子、ジャム、マヨネーズ、ドレッシング等々。
どれも、輸入される原材料費の高騰もありますが、
コンテナー不足による輸送費の高騰も原因です。
これらの品目は、生活必需品であり、
輸入がなくなるということはありませんし、
通関士の業務が減るということもありません。
ただ…調味料や菓子等、それぞれ、数十円単位の値上げですが、
重なると私たちの生活への影響は大きいですよね。
昨年10/25付けのブログにも書きましたが、
外国からの輸入品は、通関士が輸入通関手続を終えないと国内に
流通させることはできません。
スーパーでこれらの食品を見かけたら、
通関士ががんばって原料や製品を通関しているから
店頭に並んでいるんだな、と思っていただけたらうれしいです。