【通関士】
通関実務科目の計算問題を
どのように攻略するか?



こんにちは。
TAC通関士講座の星野敦です。

8月に入りましたね。
今年は早い時期から、かなりの暑さが続いています。
コロナの感染にも注意しなければいけませんが、
熱中症にも注意し、体調を崩さないよう気をつけましょう。

今回は、通関実務の中で大きな配点を占める、
計算問題の対策について書きたいと思います。


(1) 課税価格の計算

毎年、3問事例問題が出題されます。
さまざまな費用を課税価格に入れるのか入れないのか、
判断しなければいけないのですが、この問題の怖いところは、
どれか一つでも判断を誤ると正解が出ないというところです。

関税定率法の「課税価格の決定」で学習した、
現実支払価格、控除費用、加算要素、といった項目を確実におさえ、
さらに本試験で出題された、または出題可能性の高い、
プラスアルファの項目
(計算対策講義でいえば、各問題で初めて出てきた知識)を
追加でおさえていく必要があります。

一つずつ、なぜその費用を加算するのかしないのか、
理由をおさえながら知識を増やしていきましょう。

現実支払価格や加算要素の知識について、○×問題では
正解できるのに、この事例問題では正解できない、という
悩みをお持ちの方もおられると思います。

実際の通関実務では、事例問題のような費用が発生したり、
輸入者側から「この費用は申告価格に入れるのか?」と
質問をされることがあります。
実務で使えない知識では意味がないので、事例で問われたときに
正しく判断することが求められるのです。

慣れてくれば、正解できるようになります!大丈夫です。

細かい知識が必要とされる分野ですが、ここでの知識は
関税法等の課税価格の決定の ○×問題や、
輸入申告書の課税価格の計算の部分にも影響します。
がんばっておさえましょう!

(2) 関税額等の計算

2問出題されます。関税を計算させる問題のほか、
延滞税、過少申告加算税の計算問題も出題されることがあります。
これについては、計算の手順、端数処理ルールをマスターした上で、
電卓を使い、計算に慣れておく必要があります。

余談ですが・・・私は通関業者で輸入申告書の作成業務をしながら
通関士試験の勉強をしていたので、それなら関税の計算問題は得意だったでしょ、
と言われることがあります。
たしかに、輸入者さんから、関税はいくらになりますか?という
問い合わせはよく受けました。

しかし、今日ではNACCSというコンピュータネットワークがあり、
そこに課税価格や統計番号を仮入力すると関税はコンピューターが
自動計算してくれます。
なので、実務の現場で自分で電卓を使って計算したことはほぼなく、
試験勉強では結構苦労しました・・・

でも、ここを間違えて落ちたら通関業務をしている者として恥ずかしいので、
がんばって、繰り返し電卓を叩いているうちに慣れてきました。
慣れれば大丈夫ですし、本試験では素直な問題が多く、得点源になります。

がんばってくださいね!