【通関士】
今年も関税法の講義スタート!



こんにちは!TAC通関士講座講師、
ブログ偶数月担当の星野敦です。

2月も後半に入り、寒い日もありますが、
だいぶ寒さも和らいできましたね。

ただ、今度は花粉症の季節がやってきます。
花粉症の方にとっては憂鬱な季節ですね。
私も花粉症なので、同じく憂鬱です。

花粉症の発作を防ぐのは難しいかもしれませんが、
なるべく完全防備で外出したり、帰宅時は
服についたほこりをはらったりして、
できる限り対策したいですね。

症状が出ると、勉強に影響してしまいますので。

さて、2月上旬から中旬にかけて、
TACの通関士講座(生講義)では、
関税法がスタートしました。

関税法は、講義回数が10回と、全科目の中で一番多く、
テキストもほかの科目と比べて一番分厚いです。
関税定率法や関税暫定措置法といった科目を勉強する前に
おさえておかなければならない科目であり、
通関士の勉強の中で、背骨にあたる科目だといえます。
この科目を攻略せずに合格することはできません。

関税法は、輸入品にかかる関税の額がどう決まり、
どう払うのか、といった「税法」としての部分と、
貨物を輸出入通関する際の手続をどうするのか、
といった「通関法」の部分の二つに大別されます。
二つとも、通関士として通関実務を行う上で
必ず知っておかなければならない知識です。

そうした科目の性格をおさえつつ、
「暗記」よりまずは「理解」に務めましょう。

テキストに載っていることを、理由付けは考えずに、
そのまま丸暗記しようとしたほうが勉強は楽なのかもしれません。
しかし、そうした「丸暗記」は長くもちません。
試験の現場で思い出せないかもしれません。

ある制度を勉強する際、「なぜこういう制度があるのか」
といった理由付けもセットにしておさえたいです。
その方が忘れにくく、思い出しやすいのです。

講師がその制度を説明する際、存在理由や例示をあげたら、
それをメモし、まずは理解につとめましょう。

関税法は、4月下旬から5月上旬に終わりますが、
その期間内に知識をなるべく固めておきたいものです。
「過去問スピードマスター」の関税法の部分をその期間内に
1回時終わることを目標としましょう。

近年の本試験では、関税法の問題が以前より難化しています。
通関実務で合格基準点をクリアしても、
関税法等でクリアできず不合格になった方も以前より増えています。
関税法の講義が行われている間に、なるべく完成度を上げておきましょう。

がんばってくださいね!