【通関士】
間違いやすい問題(輸入通関)



こんにちは。

TAC通関士講座 講師の井下奈緒美です。

ずいぶん春らしくなって来て、勉強をするにはよい季節到来です。

今回は受講の進度に合わせて、受講生が間違いやすい箇所や
質問の多いところを共有したいと思います。

今、受講されている関税法は前半で通関について詳しく学びます。

輸入通関から学習されましたね。
その中で輸入申告自体が不要なものは、郵便物と信書でしたね。
(郵便物の細かい例外はここでは触れません。)
そして、申告の方法として、原則は輸入申告書の提出であるが、
例外として、申告書に代えて他の形を取るものがあります。

この辺りの学習は基本でありながら、とても大切で本試験でも
頻出です。
「携帯品については輸入申告は不要である」は当然、×ですね。
携帯品は輸入申告が必要です。方法として輸入申告書ではなく、
口頭でもよいという規定です。

後半で税額の確定方式の学習に入ってからまた、携帯品や託送品などの
項目で迷う方が出てきます。

今は輸入申告(モノの申告)の場面をしっかり押さえましょう。

またその後の添付書面の項目は細かい説明があり、
特に初学の方は、原産地の証明に使用する書式が複数ありますので
覚えるのが大変かと思います。

そもそも原産地という考え方をここではまだ学習していませんから、
もう少しお待ちいただいて、原産地とは何か、証明するための方法
など体系から学習する機会がありますし、直前期にかけて何回も
同じお話をさせてもらいます。
今、完全に理解できなくてもそれが普通ですので、ご心配なきよう。

過去問スピードマスターもどんどん先に進んでチャレンジするという方も
見受けられます。
経験者にはそれも良い方法かと思います。

しかし、初学の場合は、インプットが全くない状態では
ある程度、丸暗記になってしまう問題もあります。
この方法では本試験の際に役立たない場合があります。

焦る気持ちもわかりますし、周りで先に進む人を見聞きすると余計に
不安になることがありますね。

しかし、このカリキュラムを着実にこなして、
初学で合格されている実績がありますので、
一歩ずつ確実に、着実に腰を据えて進みましょう。