資格で人生の選択肢を増やそう
このサイトをご覧になっている方は、資格取得への思いをお持ちかと思います。
ここでは、安直な「受験テクニック」を並べるのではなく、
資格を活かして人生の選択肢を増やす方法、その考え方を司法書士試験界の先駆者よりお伝えします
竹下貴浩(たけした たかひろ)
Wセミナー専任講師
司法書士の常識とされた5年の勉強を1年に縮めた元祖“司法書士試験合格指導の先駆者”。
リズムある口調、試験を熟知した無駄のない講義で毎年多くの合格者を輩出。
「新版デュープロセス」シリーズをはじめ、「直前チェック」シリーズ、「ブリッジ」シリーズなど著書多数。
「よく考えて資格試験を目指せ」と言われても、その判断材料が少ない人の方が多数だと思います。このサイトでは、資格試験の受験を考えるにあたって私自身が受験生時代に考え、また現在講師を行なっている立場で考えていることを紹介します。かなり独断に満ちた見解もありますが、このように考える人もいるという点を参考にしてみてください。
また、私の考え方に共感を持った人の多くは受験に成功しているという点も認識しておいてください。私は、世の中に氾濫している資格試験に関する本とはかなり違った視点で資格試験を捉えていると思います。
なお、私は司法書士講座の講師ですので、司法書士を例にとって、資格試験に関する考え方を書いていますが、これはすべての資格試験について通ずることであると思っています。ここに掲げたことは、資格試験を目指そうとする皆さんにとって、資格について考える上で必ず何らかのヒントになるものと思います。
本サイトでは、司法書士講座の動画ガイダンスの中からすべての資格取得に通ずる動画を一部使用しております。
自分にとっての資格試験の意味を考える
会社員と自由業。それぞれにメリット、デメリットが存在します。どちらの働き方が自分に合っているのかは、人それぞれだと思います。ここでは資格試験を受ける意味から自分の働き方を考えてみます。
士業の本質
弁護士、司法書士、行政書士、弁理士、社会保険労務士等はいずれも「士」のつく職業です。これを「士業」(「しぎょう」または「さむらいぎょう」)と呼んだりすることがありますが、「士業」とは何なのでしょうか。
士業というのは職業のひとつで、資格試験の多くは士業に就くための前提資格を獲得するために存在します。受験生は、この士業に就くという目的をもって、そのための手段である試験を目指すはずなのです。ですから、自分が目指している資格によって就くことのできる士業は何をやる職業なのかについては、ある程度の知識をもっておく必要があるでしょう。
なぜ資格試験を目指すのか自問自答する
なぜ資格を取ろうとするのか、それが自分に合っているものなのか、その資格を取ってどうその後の自分の人生に活かそうと思っているのか、つまりは、自分にとって、その資格を取ることの意味をよく考えておいてください。
そのような問題をクリアにして受験準備を始めないと、短期挫折の原因となります。特にそれが一般に難易度が高いとされている資格試験であればある程、自分にとっての資格の意味付けが明確にされていないと、受験準備は長続きしないものです。
合格に必要な思考回路
受験というのは、「一生懸命やった結果合格するもの」だと思わないようにしましょう。「合格するのは当然のことで、受験準備というのは、その当然のことを実証してみせるプロセスなのだ」と考えましょう。
戦う前の時点で精神的に相手よりも優位に立つことは、実際の戦いをスムーズに進める上で非常に重要なことです。
ですから、試験当日出題された問題のほとんどを自分が解答している様子や、その数ヵ月後に行われる合格発表で合格している様子を強烈にイメージするところから始めてください。
そして、常にその現実の戦いの日から逆算して、それぞれの受験のプロセスにおいて何をなすべきかを考え続けてください。
業務の一例(司法書士の場合)
司法書士というと、不動産登記や商業登記などの登記業務のスペシャリストをイメージする人も多いと思います。
しかし、現在の司法書士は従来の登記業務にとどまらず、簡裁訴訟代理等関係業務や成年後見業務など、市民の身近な法律家として社会の中で重要な役割を担っているのです。
竹下講師による司法書士の業務をご紹介
資格取得は人生の選択肢を増やすこと
世の中には資格を持たないで仕事をしている人の方が大多数です。資格を持っていれば、特定の職業に就くことができるというだけのことで、その職業に就くということが、その人にとって唯一の生き方ではないでしょう。
だから、その人にとって受験勉強が単に苦労だとしか感じられない資格試験なら資格を取る意味はないのです。
ただ、資格を取ることによって、その職業に就くことが可能となる、すなわち自分の職業選択の余地が広くなるのです。私は、資格を取ることの意義はここに尽きると考えています。
資格などなくても、誰だって生きていけます。現に資格を持っていない人の方が大多数です。しかし、資格を取ることによって、資格を持っていなければできない仕事ができるようになる。それだけ人生の選択肢が増えるということです。
資格試験を目指すことによって、生き方の幅を狭めるのではなく、広げる方向で考えればいいのです。そんな発想で資格試験に取り組める人ならば、是非資格試験にチャレンジしてもらいたいものです。合格すれば間違いなく人生の選択肢は増えるはずです。もし、資格を取れなかったとしても、そんな考え方を持って資格試験をやっていれば必ず何かの発見があるはずです。
司法書士試験を目指す方へ 竹下講師からメッセージ
いかがでしたか?
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